発掘されたままの姿で遺跡を見られる「地底の森ミュージアム」に行ってみた




長町南にある「仙台市富沢遺跡保存館 地底の森ミュージアム」に行ってきました。

「仙台市富沢遺跡保存館 地底の森ミュージアム」は、その名の通り「富沢遺跡」という遺跡を保存・活用した施設です。富沢遺跡は地下鉄の建設をきっかけに発見された遺跡で、約90ヘクタールの広大な遺跡の一部がこのような形で保存されています。

場所は仙台市太白区長町南4-3-1、開館時間は9時~16時45分(入館は16時15分まで)。休館日は月曜日、休日の翌日、1~11月の第4木曜日、年末年始。入館料は一般460円、高校生230円、小・中学生110円です。

地下鉄がきっかけで見つかった遺跡だけあって、アクセスは良好。仙台市営地下鉄南北線「長町南駅」から徒歩5分と、公共交通機関でも行きやすい立地です。

地下に入口があるなんて不思議な施設だなと思いながら入ってみると、その理由はすぐに分かりました。ここは遺跡で発掘された物を展示するだけではなくて、遺跡そのものを公開しているんですね。

これだけの大きさ、それも360度から発掘されたままに近い姿で遺跡を見られるところはあまり無いのではないでしょうか。

素人目には「発掘されたまま」に見えても、実際には劣化を避けるための技が駆使されているようです。窓のない分厚いコンクリートの壁に囲まれた楕円形の建物も、遺跡の保護を考えた設計です。

地底の森ミュージアムで保存されているのは、富沢遺跡で発掘されたものの中でも特に重要とされる後期旧石器時代の文化層です。

火を炊いた跡や石器などの当時の人々の暮らしを伝えるものと、この遺跡で発見された新種「トミザワトウヒ」を含む当時の自然環境を伝えるものが多数発見され、旧石器時代の人間と自然環境についての具体的なヒントが隠された世界的にも珍しい遺跡だそうです。

地下で遺跡を見た後、上の階にある展示室でより詳しく学べるようになっています。

そして、退館後にもちょっと面白い仕掛けがあります。

入口と同じ場所から出るのではなく、敷地内をぐるっと回って出るようになっているのですが、実はこれ、研究の成果をもとに2万年前の富沢の森を再現したものなのです。綺麗に整備された道ですが案内板や柵などのノイズは控えめで、大昔のこの地に思いを馳せられる素敵な空間になっています。

Source:地底の森ミュージアム




この記事をシェア!