松島水族館跡地の新スポット「松島離宮」に行ってみた




2015年に閉館したマリンピア松島水族館の跡地に、「松島離宮」という新しい施設がオープンしました。2020年10月17日にオープンしたばかりの新スポットに、さっそく行ってきました。

松島観光の新拠点とアピールされている松島離宮は、ただ土産物屋や飲食店が入っている商業施設というわけではなく、庭園などを設け、施設自体も1つの観光スポットとして作られています。

水族館があった場所を思い出せば分かりやすいと思いますが、JR仙石線「松島海岸」駅から国道を渡ってすぐのアクセスの良い場所にあります。

2時間600円のレンタルサイクルも用意されていました。駅前なので、電車で来てここから観光に出発すると考えれば便利そうです。

まずは無料部分から紹介していきましょう。開業時点で入っているテナントは以下の通りです。

・浜焼グリル離宮(食事処)
・地元海鮮食堂 天海 松島離宮(食事処)
・かきせんべぃ天海 松島離宮(せんべい、食べ歩き向き)
・スターバックス コーヒー 松島離宮店(カフェ、ドライブスルー可)
・茶屋勘右衛門 by清川屋(土産物)
・日乃本帆布 松島離宮店(かばん)

有料部分・無料部分の境目や動線がちょっと分かりにくい印象がありました。1Fの入口から見て左側(浜焼きグリルやスタバの方)にはエレベーターの左奥にある白いのれんの影を進んで行くと入れます。2Fのお店には有料部分(庭園など)を通らずに行けるルートがあるのかな……?よく分かりませんでした。

あと、飲食店はいい感じのラインナップになっていますが、物販は2軒とも山形の会社のお店というのもしっくりこないところです。

一番の売りはやはり庭園。チケットを買って入ってみます。

チケットにはいくつか種類があり、離宮庭園+屋上展望+博物館の「離宮1dayパスポート」が基本。大人600円、子供300円です。

このほか、バーベキューセット貸出付きで1,100円、松島遊覧船チケット付きで1,500円、シャワー付きで1,000円のコースがあります。夏は庭園の一角にある海水プールでも遊べるので、おそらくそのためのシャワーコースでしょう。

まず「離宮庭園」ですが、悪い眺めではないけれど有料レベルではないなというのが率直な感想です。浅い池の周りに少し緑があるだけで、建物と岩山に囲まれた狭い空間です。庭園と呼ぶのは大げさかな……大型ショッピングモールの中庭ぐらいの規模感です。

ただ、イロハモミジやヤマモミジが植えられているので、これからの紅葉の季節、ライトアップもされるこの庭園で写真を撮るのはちょっと良さそうです。インスタ映えしそう。

庭園内にはバーベキューコース利用者のための席がいくつかあるほか、「希望の鐘」や立派なブランコがありました。

建物の中心にある「レツルタワー」は、往年の名建築・松島パークホテルの十角三重塔を再現したものです。

庭園とならぶ目玉としてアピールされているだけに少しがっかりしたのですが、タワーの中はエレベーターと階段があるだけで、展望台などになっているわけではありません。しかも窓も見えない……。

その代わり、タワーを上がれば2階建ての建物の屋上に出られます。リラックスできそうな椅子などが置かれていました。

屋上からは松島湾を一望できます。良い眺めですね。でも、他のアングルから見られる良いスポットが既にたくさんありますし、このためだけに入場するかは微妙かも。

2Fにはこけし作りなどを体験できるワークショップがあり、その奥に「宮城県松島離宮博物館」があります。

これを見るまでは「まあ博物館込みで600円だし、庭園はこんなもんかな?」と思っていたのですが、うーん。

会議室ぐらいのこじんまりとしたスペースにパネル展示と土器などがあり、天井からウタツサウルスの原寸大模型が吊り下げてあります。博物館と呼ぶのはこれまた大げさかなという印象でした。

あとがき

このブログでは「なるべくネガティブなことは書かない、可能な限り良いところを伝える」ということを心がけていますが、さすがにこれはちょっとフォローできないかも。

チケットを買って入ったはいいけど、何をするところなの?と呟かれているお客さんもいました。まさにその通りだなと私も思い、一言で表すなら有料フォトスポットという感じ。箱は立派なのですがだいぶ薄味です。

現時点では有料施設としてはちょっとおすすめできませんし、今後に期待……ですかね。

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