伊達政宗像が「独眼竜」じゃない理由




仙台藩の初代藩主・伊達政宗といえば、「独眼竜」の二つ名で有名な武将です。ドラマやゲームなどでおなじみの眼帯は後付けと考えられていますが、片目(右目)の視力を失っていたこと自体は史実であるという見方が有力です。

ところが、有名な仙台城跡(青葉山公園)の騎馬像をはじめとして、銅像や肖像画に残る政宗公の姿は「両目」のものが多いのです。初めて見る方は意外に思われるかもしれませんが、これは実は失明していなかったから……ではなく、ちゃんとした理由があります。

政宗公の銅像や肖像画に右目があるのは、生前の希望に従ったものとされています。政宗公は幼少期に天然痘で右目を失いましたが、本人としては病気で致し方なかったとはいえ親不孝になると考え、両目を見開いた姿で描かせたそうです。作品によって表現方法はまちまちですが、両目にしっかりと黒目を入れているものもあれば、失明した右目は白濁した状態で描かれているものもあります。




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